ノードの削除

Tableau Server のインストールにもう必要ないノードが含まれている場合、それを削除することでインストールを簡素化するとともにそのノード上のハードウェア リソースを解放することができます。

注: このノードに Tableau Resource Monitoring Tool Agent がインストールされている場合は、Resource Monitoring Tool マスターサーバー環境から削除する必要があります。 詳細については、Tableau Server のトポロジの変更を参照してください。

ノードを削除するための前提条件

Tableau Server クラスタからノードを削除する前に満たす必要がある前提条件があります。ノードに多数ある制限のうちいずれかが該当する場合には、ノードの削除前にそれに対処する必要があります。制限としては、ノードが少なくとも 1 つのプロセスで追加されていることの確認、およびノードに別のノードにもインストールされていないプロセスが含まれていないことの確認が含まれます。

構成制限のいずれかが該当する場合には、ノードを削除する前に対応を取る必要があります。

  • ノードが Web UI を使用して追加されたばかりの場合は、削除する前に保留中の変更を適用する必要があります。コマンド ラインを使用して追加した場合は、削除する前に少なくとも 1 つのプロセスで構成する必要があります。

  • ノードにリポジトリ インスタンスのみが含まれている場合は、リポジトリを別のノードに移動する必要があります。リポジトリ プロセスの移動を参照してください。

  • ノードでファイル ストアのインスタンスのみが実行されている場合は、ファイル ストアを別のノードに移動する必要があります。ファイル ストアのプロセスの移動を参照してください。

  • ノードが調整サービスのインスタンスを実行している場合は、ノードを含まない新しい調整サービス アンサンブルを展開する必要があります。調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

  • ノードでメッセージング サービスの が実行されている場合は、メッセージング サービスを別のノードに移動する必要があります。メッセージング サービス プロセスの移動を参照してください。

重要: tableau-server-obliterate.cmd スクリプトを使用してノードを削除しないでください。まず、TSM の UI または tsm topology remove-nodes コマンドを使用してノードを削除します。このようにすると、クラスタの残りは良い状態で保たれます。後でノードをクラスタにもう一度追加する必要がある場合は、ノード上で tableau-server-obliterate.cmd スクリプトを実行して Tableau を完全に削除しますノードから Tableau を削除した後、コンピューターを再起動してから、ノードを追加および構成する通常のステップで、ノードを再び追加します。スクリプト実行の詳細については、コンピュータから Tableau Server を削除するを参照してください。

  1. ブラウザーで TSM を開きます。

    https://<tsm-computer-name>:8850

    詳細については、「Tableau サービス マネージャーの Web UI へのサインイン」を参照してください。

  2. [構成] タブをクリックし、削除したいノードの下で [ノードの削除] をクリックします。

    構成の制限によりノードを削除できない場合 (たとえば、最初にコミッション解除する必要のあるファイル ストアが含まれている場合)、そのことを知らせるメッセージが表示されます。詳細については、上記の前提条件を参照してください。

    注: ノードを追加しただけで構成していない場合、ノードを削除する前に保留中の変更を適用する必要があります。

  3. 右上の [変更を保留中] をクリックし、[変更を適用して再起動] をクリックします。

tsm topology remove-nodes コマンドを使用して、クラスターからノードを削除します。

クラスタからノードを削除する際は、過去のどこかの時点でそのノード上にプロセスが構成されていたはずです。CLI を使用して追加した後でプロセスを構成していないノードを削除する場合は、ノードにプロセスを追加し、tsm pending-changes apply コマンドを実行してから、ノードを削除する必要があります。たとえば、ノードに 1 インスタンスのクラスター コントローラーを追加する場合があります: tsm topology set-process -n <nodeID> -pr clustercontroller -c 1.

Web UI を使用して追加したノードを削除する場合、クラスタ コントローラー プロセスは自動的に追加されるため、ノードを削除する前に追加する必要はありません。

  1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

  2. 変更しようとしているノードのノード ID を確認します。

    tsm topology list-nodes -v

  3. remove-nodes コマンドを使用してノードを削除します。

    たとえば、以下の方法で既存のクラスターから node2 を削除します。

    tsm topology remove-nodes --node-names "node2"

    構成の制限によりノードを削除できない場合 (たとえば、最初にコミッション解除する必要のあるファイル ストアが含まれている場合)、そのことを知らせるメッセージが表示されます。詳細については、上記の前提条件を参照してください。

  4. 変更を適用します。

    tsm pending-changes apply

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