Tableau Desktop の製品の更新を制御する

Tableau Desktop では、製品の更新を自動的にチェックしてインストールすることができます。ユーザーは [製品の更新をチェック] 機能を使用して製品の更新を明示的に確認することもできます。これらの機能は自動的に有効化されていますが、インストール プロセス中 (Windows) またはその後 (Windows または Mac) に、これらの機能を無効化することができます。

Tableau Desktop でユーザーの製品の更新機能をオフにするには、AutoUpdateAllowed プロパティ値の設定を変更します。その場合、[製品の更新をチェック] 機能もオフになります。この機能により、ユーザーh好きなときに最新の Tableau Desktop メンテナンス アップデートをチェックしたり、コンピューターにインストールしたりできます。

製品の更新は、ドット リリース (メンテナンス) バージョンにのみ適用されます。各バージョンは次のように表示されます。

2018.3.4

2018.3 はリリース バージョン、4 はドット (メンテナンス) バージョンを表します。この場合、2018.3.4 がリリースされると製品の更新が適用されますが、2018.3 のリリース時には適用されません。

ユーザーの製品の更新を制御できる以外にも、TableauAutoUpdate.xml ファイルを変更することで、ユーザーが更新する Tableau Desktop のドット バージョンも制御することができます。

注: 新しいリリース バージョンの Tableau Public または Tableau Reader が利用可能になると、以前のバージョンのサポートは終了します。ユーザーは、最新のバージョンに更新するよう伝える通知を自動的に受信します。また、一度にインストールできる Tableau Public のバージョンは 1 つのみです。

この記事では、インストール時に自動製品更新の設定を変更する方法と、ユーザーが更新可能な製品のメンテナンス バージョンを制御する方法について説明します。

インストール後に製品の更新設定を変更する方法については、インストール後のインストール設定の変更を参照してください。

インストール後に製品の更新をオフにする (Windows のみ)

Tableau Desktop のインストーラー プロセスを実行する場合、ユーザーに対する製品の自動更新をオフにするには、AutoUpdateAllowed プロパティ値を "0" に設定します。例:

  • Tableau Desktop バージョン 9.3 以降:<path to the Tableau .exe installer> AUTOUPDATE="0"

  • Tableau Desktop バージョン 9.2 以降:msiexec /i <path to the Tableau .msi installer> AUTOUPDATE="0"

ユーザーが取得するメンテナンス バージョンの指定

TableauAutoUpdate.xml ファイルを変更することにより、製品更新でユーザーに提供する Tableau Desktop のメンテナンス バージョンを指定できます。TableauAutoUpdate.xml ファイルは、更新する製品、更新先のバージョン、更新を検索する場所 (つまり、ダウンロード サーバーのパス) を更新プロセスが決定する際に使用するデータを含む XML スキーマです。最初に、新しい TableauAutoUpdate.xml ファイルをコピーまたは作成し、ユーザーのコンピューターを構成して、ファイルが保存されているダウンロード サーバーを示します。

TableauAutoUpdate.xml ファイルのコピーおよび変更

TableauAutoUpdate.xml ファイルを Tableau ダウンロード サイトからコピーし、お使いの環境に合わせて変更してから、ダウンロード サーバーのルート ディレクトリに保存することもできます。

  1. TableauAutoUpdate.xml の一覧にある製品バージョンが、ユーザーによる更新先のバージョンであることを確認します。

  2. 製品の更新を含むダウンロード サーバー上のフォルダーを示すよう各 versionlatestVersionPath 属性を編集します。

  3. (オプション) 不必要なインストーラーをすべて削除します。

独自の TableauAutoUpdate.xml ファイルの作成

独自の TableauAutoUpdate.xml ファイルを作成および使用する場合は、次の手順を実行する必要があります。

  1. 必要な情報を収集します。

  2. ハッシュ ファイルの生成

  3. TableauAutoUpdate.xml ファイルの作成

  4. ファイルの場所を示すようユーザー コンピューターを構成します。

必要な情報を収集する

TableauAutoUpdate.xml ファイルの作成前に以下の情報を収集します。

XML ファイルの version エントリでは、以下のものが必要です。

  • latestVersion:ユーザーのコンピューターにインストールする更新のバージョン番号。[Tableau のバージョン情報] ダイアログ ボックスに表示されます。ユーザーが Tableau Desktop を起動すると、Tableau は新しいバージョンを利用できるかを確認します。

  • latestVersionPath:インストーラーを含むダウンロード サーバーにあるフォルダーの名前です。まだ存在しない場合は、サーバーにこのフォルダーを作成します。

    注:Tableau Desktop バージョン 10.0 以降の場合、インストーラーは Downloads/TableauAutoUpdate にダウンロードされます。TEMP/TableauAutoUpdate フォルダーが存在しない場合、インストーラーは Downloads フォルダーにダウンロードされます。

  • name:Tableau Desktop のバージョン番号、release の形式 (X.x)。たとえば、2019.1 などです。

  • releaseNotesVersion:ユーザーにインストールさせる Tableau Desktop バージョン番号、release.maintenace の形式 (X.x.x)。たとえば、2018.3.3 などです。このパラメーターにはリリース ノートへの正しいリンクが表示されます。

更新する製品ごとに XML ファイルで installer エントリを作成する必要があります。

製品要素ごとに、次の情報を収集します。

  • hash:インストーラーの SHA-512 ハッシュを生成します。この文字列は正しいものである必要があります。そうでないと、Tableau でインストーラーが使用されません。詳細については、ハッシュ ファイルの生成を参照してください。

  • name:ダウンロードするインストーラー ファイルの名前。

  • size:ファイルのバイトのサイズ。

  • type:Tableau がダウンロードする正しいインストーラーを検索するのに使用する、事前定義された製品タイプ。タイプは次のリストから使用する必要があります: desktop64desktopMacreader64readerMacpublic64、または publicMac

ハッシュ ファイルの生成

SHA512SUM や Certutil などのユーティリティを使用し、インストーラーごとに SHA-512 ハッシュを生成します。通常、Tableau 実行可能ファイルをダウンロードし、ハッシュをローカルで生成するなら、より迅速にハッシュを生成できます。

それぞれのユーティリティの動作は異なるため、ユーティリティのヘルプを表示するには、コマンド プロンプトでユーティリティ名、その後ろに -hまたは-?を入力します。

例: sha512sum -h

TableauAutoUpdate.xml ファイルの作成

これまでに収集した情報に基づき、TableauAutoUpdate.xmlファイルを作成します。各バージョンに対して 1 つの version 要素を作成し、version 要素内で、更新する各製品タイプに対して 1 つの installer エントリを作成します。XML ファイルをダウンロード サーバーのルートに保存します。

以下のサンプル XML ファイルでは、Tableau Desktop 64 ビット バージョンを 2018.3.3 に更新しています。Tableau Desktop バージョン 9.2.1 を更新する例も含まれています。

注: お使いのバージョンが Tableau Public または Tableau Reader の現在リリースされているバージョン (Tableau 2019.1 など) の場合、public_supported="true" reader_supported="true" を設定します。お使いのバージョンが Tableau Public または Tableau Reader の以前のバージョンの場合 (Tableau 9.2 など)、public_supported="false" および reader_supported="false を設定します。

<?xml version="1.0" ?>
<versions xmlns="http://www.tableau.com/schemas/InstallerVersions/V1">
  <version 
        public_supported="true" 
        reader_supported="true" 
        showEula="false" 
        releaseNotesVersion="2018.3.3" 
        name="2018.3" 
        latestVersionPath="esdalt/2018.3.3" 
        latestVersion="20183.19.0123.2221" 
        hashAlg="sha512">
    <installer name="TableauDesktop-2018-3-3.dmg" type="desktopMac" 
               size="192202277" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauPublicDesktop-64bit-2018-3-3.exe" type="public64" 
               size="147025920" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauReader-2018-3-3.dmg" type="readerMac" 
               size="190243904" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauPublic-2018-3-3.dmg" type="publicMac" 
               size="186465418" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauReader-64bit-2018-3-3.exe" type="reader64" 
               size="167346176" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauDesktop-64bit-2018-3-3.exe" type="desktop64" 
               size="186908672" hash="<128-byte_hash>"/>
  </version>
  <version 
        public_supported="false" 
        reader_supported="false" 
        showEula="false" 
        releaseNotesVersion="9.2.1" 
        name="9.2" 
        latestVersionPath="esdalt/9.2.1" 
        latestVersion="9200.16.0114.0755" 
        hashAlg="sha512">
    <installer name="TableauDesktop-9-2-1.dmg" type="desktopMac" 
               size="183617138" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauDesktop-64bit-9-2-1.msi" type="desktop64" 
               size="177065984" hash="<128-byte_hash>"/>
  </version>
  <version 
        public_supported="false" 
        reader_supported="false" 
        showEula="false" 
        releaseNotesVersion="9.1.4" 
        name="9.1" 
        latestVersionPath="esdalt/9.1.4" 
        latestVersion="9100.16.0114.0755" 
        hashAlg="sha512">
    <installer name="TableauDesktop-9-1-4.dmg" type="desktopMac" 
               size="183617138" hash="<128-byte_hash>"/>
    <installer name="TableauDesktop-64bit-9-1-4.msi" type="desktop64" 
               size="177065984" hash="<128-byte_hash>"/>
 </version>
</versions>

ユーザーのコンピューターおよびダウンロード サーバーの構成

TableauAutoUpdate.xml ファイルを作成した後、この手順に従ってユーザーのコンピューターにファイルの場所を示します。

  1. それぞれのユーザーのコンピューターにある server レジストリ エントリが、お使いのダウンロード サーバーを示すよう設定します。
    • Windows: お使いの環境にある製品およびオペレーティング システムの種類 (64 ビット) ごとにエントリを作成します。以下のエントリは 64 ビットの Tableau Desktop のエントリです。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Tableau\Tableau <version>\AutoUpdate
      Server = "<MyDownLoadServerName>"

      例:

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Tableau\Tableau 2018.3\AutoUpdate
      Server = "MyCompanyDownloadServer"
    • Mac:各ユーザーの設定ファイルを、ダウンロード サーバーの一覧を表示するように変更します。defaults コマンドを使用します。

      defaults write com.tableau.Tableau-<version> AutoUpdate.Server "<MyDownLoadServerName>"

      例:

      defaults write com.tableau.Tableau-2018.3 AutoUpdate.Server "MyCompanyDownloadServer"
  2. HTTPS がダウンロード サーバーで有効になっていることを確認してください。Tableau はサーバーと通信する際、ダウンロード サーバー名にプレフィックスとして常に https:// を追加します。

  3. TableauAutoUpdate.xml をダウンロード サーバーのルートに保存します。

  4. Tableau インストーラーを、latestVersionPathパラメーターで指定されているダウンロード サーバーの場所にアップロードします。

TableauAutoUpdate.xml はユーザーに提供できる新しいリリースが出るたびに更新します。

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