Tableau Server バックグラウンダー プロセス

バックグラウンダー プロセスでは、抽出更新、サブスクリプション、フロー実行、データ ドリブン アラートなどのサーバー ジョブが実行されます。ジョブは、スケジュールされたタスクから開始されるか、[今すぐ実行] オプション、REST API、または tabcmd コマンドを使用して手動で開始されます。

プロセス

Backgrounder

ステータス Backgrounder のステータスは [ステータス] ページに表示されます。詳細については、サーバー プロセス ステータスの表示を参照してください。
ロギング Backgrounder プロセスが生成したログは /var/opt/tableau/tableau_server/data/tabsvc/logs/backgrounder にあります。詳細については、Tableau Server ログとログ ファイルの場所を参照してください。

バックグラウンダー プロセスが停止するとどうなりますか? エラーが発生したバックグラウンダー プロセスにあるジョブは、バックグラウンダー プロセスのエラーが復旧すると再試行されます。ほとんどのバックグラウンド ジョブは定期的に実行するようにスケジュールされており、機能しているバックグラウンダー プロセスによって次回のスケジュール時刻に同じバックグラウンド タスクが選択され正常に実行されます。

エラーが発生したバックグラウンダー プロセスは、コンピューター自体に他の点で問題がない限り自動的に再起動し、失敗したジョブは再試行されます。

バックグラウンダー プロセスの可用性を高くするには、1 つまたは複数のインスタンスをクラスタ内の複数のノードで実行するように構成する必要があります。

バックグラウンダー リソースの管理

このトピックで前述したように、バックグラウンダーではサーバー タスクが実行されるため、リソースが大量に消費される可能性があります。バックグラウンダーでサーバー タスクの実行用のリソースを管理するには、いくつかの方法があります。

  • バックグラウンダーはシングルスレッドのプロセスです。一度に起動できるジョブは 1 つだけです。ノードにさらにバックグラウンダー インスタンスを追加すると、そのノードで並列実行できるジョブの数を増やすことができますが、起動される各ジョブ自体で複数のスレッドを使用できることにも留意してください。バックグラウンダー インスタンスは、コア数の半分まで追加できます。バックグラウンダーの実行場所と実行数を決定する際は、ジョブに対して起動された各バックグラウンダーのプロセスでは複数のスレッドを使用できることを考慮に入れてください。バックグラウンダー インスタンスを追加することによって、各プロセスの有効性が制限される可能性があります。また、他のサーバー プロセスが各マシンの空き容量に与える影響についても留意してください。

  • マルチノード クラスタで Tableau Server を実行している場合は、1 つまたは複数のノードをバックグラウンダー専用にすることができます。詳細については、推奨されるベースライン構成を参照してください。

  • ノード上のバックグラウンダーで実行される特定のタイプのジョブやワークロードを分離することもできます。たとえば、あるノードを抽出更新の実行専用にすることができます。詳細については、ノード ロールによるワークロード管理を参照してください。

  • 現在、ユーザーは Web インターフェイス、REST API、tabcmd コマンドを使用して抽出更新、フロー実行、サブスクリプションをいつでも実行できます。そのため、サーバーが他のアクティビティでビジー状態の時間帯にサーバー リソースが使用される可能性があります。Tableau Server 2020.1 以降では、サーバー管理者は新しい [今すぐ実行] 設定により、ユーザーにジョブの手動実行を許可するかどうかを選択できます。[今すぐ実行] オプションを無効にすると、バックグラウンダーの使用方法をより適切に制御できるほか、負荷をより適切に予測できます。これは、スケジュールされたタスク用に生成されたジョブに適用されたり、影響を与えたりはしません。この設定の構成の詳細については、サーバー設定 (全般とカスタマイズ)を参照してください。

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