Tableau Server の完全なバックアップと復元を実行します

以下のステップを使用して Tableau Server 導入をバックアップできます。特に、以下のステップは、バックアップ データおよびアセットの集合からのサーバーのクローンの復元方法について説明します。

注: バックアップ プロセスの実行には長時間かかります。バックアップ実行中は他のジョブは実行できないため、バックアップは業務時間以外に実行することを推奨します。

バックアップ データ型

Tableau Server が生成可能なバックアップ データは、2 種類あります。復旧シナリオでサーバーを復元しなければならない場合のために、定期的に各型のバックアップを取ることを推奨します。

  • リポジトリ データ: Tableau Server は、ワークブックおよびユーザーのメタデータ、データ抽出ファイル、サイト構成データが含まれる、Tableau PostgreSQL データベースまたはリポジトリで構成されています。TSM を使用してバックアップを作成するときは、このデータすべてが .tsbak 拡張子を持つ 1 つのファイルに保存されます。このデータは tsm maintenance backup コマンドでバックアップされます。

  • 構成およびトポロジ データ: サーバーを完全に復旧するために必要なサーバー構成情報の殆どが含まれます。SMTP、アラート、認証はすべて、バックアップのためにエクスポートできる構成データの例です。トポロジ データは単一サーバーおよび複数ノード両方の展開で Tableau Server プロセスを構成する方法を定義します。構成およびトポロジ データは tsm settings export コマンドでバックアップされます。

注: tsm maintenance backup コマンドが使用しているファイル パスを、既定値から変更できます。詳細については、tsm ファイル パスを参照してください。

手動プロセスが必要なバックアップ アセット

一部の構成データは、tsm settings export コマンドに含まれておらず、手動で文書化し復元する必要があります。継ぎん構成データは、tsm settings export オペレーションから除外されます。バックアップ メンテナンス手順には、次の Tableau Server 構成データの文書化を含む必要があります。

  • システム ユーザー アカウント。Tableau Server セットアップは、権限なしユーザー アカウント、NetworkService を使用します。このアカウントは Tableau Server リソースにアクセスするために使用されます。このアカウントを変更していなければ、これを文書化する必要はありません。

  • 調整サービス展開構成。マルチモード クラスターを実行している場合は、どのノードが調整サービス プロセスを実行しているかを文書化します。ノードのプロセス構成を表示するには、tsm topology list-nodes -v を実行します。

  • カスタマイズ設定。組織が、Tableau Server ウェブ ページ用のカスタム ヘッダーまたはサインイン ロゴを使用している場合、バックアップ ポートフォリオとともにそれらのアセットのコピーを含める必要があります。tsm customizeを参照してください。

  • 認証アセット。大半の証明書ファイル、キー ファイル、キータブ ファイル、またはその他の認証関連アセットは、TSM でバックアップされません。PostgreSQL データベースのパブリック証明書と秘密キー、またゲートウェイ プロセスの証明書とキーに関しては例外です。

    ただし、その他すべての認証関連アセットはバックアップされません。たとえば、PostgreSQL データベースへのアクセスを tsm data-access repository-access enable コマンドで有効にした場合、構成した各アカウントの名前/パスワードのペアを文書化するようにしてください。これらの認証資格情報はバックアップされません。

  • LDAP アセット。キータブ ファイル、構成ファイル、またはその他の LDAP 関連アセットは、TSM でバックアップされません。

内部サーバー シークレットおよびリポジトリ パスワードは、エクスポートされない暗号関連の構成です。しかし、構成値を文書化する必要はありません。新規インスタンスを初期化するときに、新しいシークレットが、復元プロセスの一部として作成されます。

復旧用 Tableau Server のバックアップ

Tableau Server には、Tableau Server 用のバックアップデータを生成するために実行するコマンドが含まれます。

Tableau Server をバックアップする前に、次のシナリオでパーミッションが正しく構成されていることを確認します。

  • 既定以外のドライブに Tableau Server をインストールした場合: 既定以外のドライブまたはフォルダーに Tableau Server をインストールしている場合は、ネットワーク サービス アカウントのパーミッションを手動で構成する必要があります。また、実行サービス アカウントに追加のパーミッションを構成する必要がある場合もあります。システム ドライバー以外、または別のフォルダーへのインストールを参照してください。
  • ネットワーク ドライブへのバックアップの書き込み: 実行サービス アカウント (既定ではネットワーク サービス) には、バックアップファイルの書き込み先のネットワーク共有への書き込みアクセス権が必要です。

サーバー トポロジおよび構成データをバックアップするには、tsm settings コマンドを使用します。

  1. トポロジおよび構成データは、tsm settings export コマンドを実行するときに含まれます。結果は JSON ファイルとしてエクスポートされます。次のコマンドを実行して、JSON ファイルの名前と場所を指定します。

    tsm settings export -f <filename>.json

    注: バックアップにはシークレットが含まれているので、バックアップを暗号化し安全な場所に保存することを推奨します。Tableau Server の機密の詳細については、「Server シークレットの管理」を参照してください。

  2. リポジトリ データのバックアップ。リポジトリ データは tsm maintenance backup コマンドでバックアップされます。次のコマンドを実行して、バックアップ ファイルの名前と場所を指定します。

    tsm maintenance backup -f <filename>.tsbak -d

    既定では、バックアップ ファイルはここに書き込まれます。

    C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups\<filename>.tsbak

    バックアップがどこに書き込まれる場所の詳細については、 tsm ファイル パスを参照してください。リポジトリ データのバックアップの詳細については、Tableau Server データのバックアップ を参照してください。

コア Tableau Server 機能の復元

次の手順は、復旧シナリオで Tableau Server を再構築するために、前の 2 つのセクションのアセットを使用します。

: 問題がなければ機能していた Tableau Server でリポジトリのみを復元したい場合は、バックアップからの復元を参照してください。分散型の展開を実行していて、最初のノードが故障した場合は、初期ノードの障害からの回復を参照してください。

次のアセットを準備する必要があります。

  • トポロジおよび構成データ: これは、tsm settings export コマンドで生成される JSON ファイルです。

  • リポジトリ バックアップ ファイル: これは、tsm maintenance backup コマンドで生成される .tsbak 拡張子を持つファイルです。

  • バックアップ アセット: 前のセクションで示したように、これらのアセットには、文書化された構成のリストが含まれます。

スタンドアロン Tableau Server の復元
  1. Tableau Server を復元したいパーソナルコンピューターで、TSM のインストールと初期化を実行します。組織が既定以外のシステム ユーザー アカウントを使用している場合、このトピックの前のセクションで説明したとおり、このステップデーユーザーを指定する必要があります。

  2. Tableau Server のライセンス認証と登録

  3. (オプション)。初期ノードで、ローカル ファイアウォールを構成します。インストールの前に...を参照してください。

  4. トポロジと構成データのインポート。トポロジと構成 JSON バックアップ ファイルを、コンピュータにコピーします。次のコマンドを実行して、JSON ファイルをインポートします。

    tsm settings import -f <filename>.json

  5. リポジトリ データの復元バックアップからの復元を参照してください。

Tableau サーバークラスタを復元するには
  1. 初期ノードで、TSM のインストールと初期化。組織が既定以外のシステム ユーザー アカウントを使用している場合、このトピックの前のセクションで説明したとおり、このステップデーユーザーを指定する必要があります。

  2. 初期ノードで、Tableau Server のライセンス認証と登録

  3. (オプション)。初期ノードで、ローカル ファイアウォールを構成します。インストールの前に...を参照してください。

  4. 初期ノードで、リポジトリ データの復元。バックアップからの復元を参照してください。

  5. 初期ノードで、tsm topology nodes get-bootstrap-file --file <path\file>.json を実行します。

  6. クラスタにあるすべての追加ノードに bootstrap .json ファイルをコピーします。

  7. クラスタ内の各ノードで、Tableau Server パッケージをインストールします。

  8. 初期ノードで、tsm topology list-nodes -v を実行し、ノード名がエクスポートしたトポロジ設定から変わっていないことを確認します。変わっている場合は、トポロジ設定を新しい名前で手動で更新するか、またはプロセスを手動で構成します。

  9. 初期ノードで、tsm settings import -f <filename>.json --topology-only を実行し、手動で設定されない場合は、トポロジ設定をインポートします。

  10. 最初のノードで、調整サービス アンサンブルの展開。アンサンブル構成は、以前の構成と一致する必要があります。

  11. (オプション)。初期ノードで、セットアップのファイナライズ、LDAP の検証 (オプション) を行い、Tableau Server を初期化します。初期ノード設定の構成を参照してください。

  12. (オプション)。初期ノードで、tsm pending-changes apply を実行します。

  13. 初期ノードで、tsm restart を実行します。

その他の機能の復元

以前サーバーが次の機能で構成されていた場合は、復元したサーバーでそれらを再び有効にし構成する必要があります。

  • 認証ソリューション: OpenID、外部 SSL、信頼できる認証。認証を参照してください。

  • サイトのカスタマイズ: tsm customize を参照してください。

  • PostgreSQL リポジトリへのアクセスを有効にするには、tsm data-access repository-access enableを参照してください。

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