分散型/高可用性 Tableau Server インストール環境

Tableau Server を実行する最も基本的な方法はそれを単一のノードにインストールすることです。この種のインストール環境では、完全に機能する Tableau Server と、すべての Tableau Services Manager (TSM) および Tableau Server プロセスがその単一のノード上で実行されますが、これは Tableau Server を使用する最適な方法ではないかもしれません。所属組織のニーズおよびお手持ちのリソースに従い、Tableau のインストール方法を決定できます。ノードを追加したり、高可用性向けに Tableau を構成したりすることもできます。インストール オプションには次のものが含まれます。

  • シングル ノード インストール—この種のインストール環境は、冗長性に欠けるため、テスト、トライアルの実行、時折のダウンタイムおよびシステムの可用性を許容できる環境に向いています。すべてのサーバー プロセスは単一のマシン上で実行されています。サーバー プロセスの 1 つに問題が発生した場合の冗長性および予防措置が少なくなっています。また、Tableau Server をインストールするコンピューターに、プロセスおよびユーザーとデータの要求を取り扱うために適切なリソースを確保する必要もあります。

  • 分散インストール—この種のインストールはマルチノード インストールとも呼ばれ、複数のコンピューターを必要として、それらの分散ノード上にサーバー プロセスをインストールおよび実行します。サーバー プロセスを複数ノード上に広げることで、冗長性とさらなるコンピューティング パワーを提供し、Tableau Server の信頼性と効率性を拡張できます。正しい構成をすれば、分散インストールは自動リポジトリ フェールオーバー機能も提供できます。詳細については、リポジトリ フェールオーバーを参照してください。

  • 高可用性 (HA) インストールTableau Server の HA インストールとは、3 つ以上のノードと主要プロセス (リポジトリ、ファイル ストア/データ エンジン (Hyper)、調整サービス) の複数インスタンスが異なるコンピューター上に含まれる特殊なマルチノード インストールです。HA インストールでは、それらの主要プロセスに、複数ファイル ストアおよび自動リポジトリ フェールオーバーを含む組み込まれた冗長性があります。目的は、単一障害点をなくし、可能な場合はフェールオーバーの失敗を検出可能にして、システム ダウンタイムを最小限に抑えることです。

Tableau をインストールする最初のコンピューターでは、"initial node" に独自の性質があります。2 つのプロセスは初期ノード上でしか実行できず、エラーの場合や、ライセンス サービス (ライセンス マネージャー)、TSM コントローラ (管理コントローラ) を除き、他のノードに移動させることもできません。

他の 2 つのプロセスはまず初期ノードに含められますが、追加のノード、CFS (Client File Service)、調整サービスに追加・移動させることができます。

ライセンス サービスおよび TSM コントローラを最初のノードから別のノードに移動する方法については、下の最初のノードの障害を復旧するを参照してください。

前提条件

ここに示す指示はお使いのクラスタが分散環境の要件を満たしていることを前提にしています。

注: Linux および Windows コンピューターを組み合わせて使用している場合、Tableau Server をインストールできません。

分散 Tableau Server インストール環境の作成

Tableau Server の分散インストール環境を作成するための一般的な手順を示します。

  1. 最初のノード上に Tableau Server をインストールすることから始めます。

    詳細については、Tableau Server のインストールと構成を参照してください。

  2. 最初のノード上でノード構成 (bootstrap) ファイルを生成します。

    詳細については、ノード bootstrap ファイルの生成を参照してください。

  3. bootstrap ファイルを使用して、Tableau Server を追加のノードにインストールします。

  4. 追加のノードを、その上で実行したいプロセスで構成します。

  5. インストールしたい追加のノードでステップ 3 および 4 を繰り返します。

  6. 新しい調整サービス アンサンブルを展開します。

    詳細については、調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

高可用性 (HA) Tableau Server インストール環境の作成

高可用性 Tableau Server インストール環境とは、特殊な分散型インストール環境であり、完全なサーバー機能性を失うことなく主要なサーバー コンポーネントでの障害に対応するように設計されています。HA インストール環境を作成するための手順は、分散型展開を作成するために行う内容と同様のものですが、展開に高可用性を持たせるための追加の手順も含まれます。このような追加の手順には少なくとも 2 台の追加のノードを加えること (クラスタ内の最小ノード数は 3 台であるため)、リポジトリに 2 番目のインスタンスを追加すること、追加のゲートウェイ プロセスを加えること、および調整サービス アンサンブルを展開することが含まれます。さらに、ロード バランサーを追加してゲートウェイカンで要求を割り振ることもできます。

高可用性の Tableau Server インストール環境を作成するための手順の概要を以下に示します。

  1. 最初のノード上に Tableau Server をインストールすることから始めます。

    詳細については、Tableau Server のインストールと構成を参照してください。

  2. 最初のノード上でノード構成 (bootstrap) ファイルを生成します。

    詳細については、ノード bootstrap ファイルの生成を参照してください。

  3. ノードの bootstrap ファイルを使用して、Tableau Server を追加 2 台のノードにインストールします。

    詳細については、追加ノードのインストールと初期化を参照してください。

  4. 各追加ノードを、その上で実行したいプロセスで構成します。これらプロセスには 2 番目の Tableau Server リポジトリのコピー、 2 番目のデータ エンジンおよびファイル ストア、さらにゲートウェイの追加インスタンスが含まれなくてはなりません。

    詳細については、追加のノードを構成するを参照してください。

  5. 調整サービス アンサンブルを展開します。

    詳細については、調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

  6. (オプション) ロード バランサーを構成します。

    詳細については、ロード バランサーの追加を参照してください。

3 ノード HA インストール環境を作成する方法の詳細については、例: 3 ノード HA クラスタのインストールおよび構成を参照してください。

最初のノードの障害を復旧する

Tableau Server インストール環境では、最初のノードにはそのノードだけにインストールされる 2 つのサービス、ライセンス サービスと TSM コントローラがあります。最初のノードで問題が発生した場合、Tableau Server は、たとえ高可用性を実現するよう構成されているときでも、機能を継続できない場合があります。TSM コントローラとライセンス サービスを既存の構成されたノードに移動することで、最初のノードに障害が起きた状況から復旧する事が駅ます。これにより、クラスタ内に既に所有しているリソースを使って障害から復旧できます。最初のノードに障害が発生したときに備えて、スタンバイの最初のノードを構成しておかないですみます。

最初のノードの障害から復旧する方法について詳細は、初期ノードの障害からの回復を参照してください。

追加のノード上で調整サービス アンサンブルを構成する

複数ノードに調整サービスを構成すると、プロセスの複製が追加されるため、調整サービス ノードのいずれかの問題に起因してサーバー ダウンタイムが生じる可能性が低くなります。クラスタに調整サービス アンサンブルを展開する方法の詳細については、調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

Tableau Server サービス ライセンス チェック

Tableau Server をインストールする際には、多数のプロセスがインストールされます。これらのプロセスには、有効な Tableau Server ライセンスを必要としているものと、必要としていないものがあります。有効な Tableau Server ライセンスが必要な Tableau Server のサブセットは、"ライセンス プロセス" と見なされます。

ライセンス プロセスが開始または再開するとき、プロセスは主となるノードのTableau Serverライセンス マネージャーに有効なライセンスがあることの確認を取ります。ライセンス マネージャーがライセンスを検証する際、プロセスは完全に機能し、他の Tableau Server プロセスからの要求に対応できます。ライセンス マネージャーからライセンス プロセスに確認が届いたら、プロセスは 72 時間、またはプロセスが再開するまでライセンスを再確認する必要はありません。プロセスがライセンスを検証できない場合 (たとえば、プライマリ ノードが使用できない場合など) は実行することはできますが、ライセンスが確認されるまで引き続き有効なライセンスのチェックを行います。最終のライセンス確認がいつ発生したかを見るには、 ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\licensing フォルダーの のログファイルを参照してください。ライセンス プロセスについての詳細情報は、ライセンス プロセスを参照してください。

 

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