Tableau Server 2018.1 以前から TSM 搭載 Tableau Server へのアップグレード

Tableau Server on Windows には、構成ユーティリティおよび tabadmin コマンド ライン ツールに取って代わる Tableau サービス マネージャー (TSM) が含まれるようになりました。以前のバージョンの Tableau Server に関するヘルプが必要な場合には、Tableau ヘルプ ページを参照してください。

バージョン 2018.2 から、 Tableau Server on Windows で Tableau サービスマネージャー (TSM) が利用できるようになりました。TSM は Web ベースのサーバー構成および管理ユーティリティで、サーバー構成ユーティリティおよび tabadmin コマンド ライン ユーティリティに代わるものです。TSM の導入にともない Tableau Server アップグレード プロセスが変わりました。アップグレードがどのように変わったかについては、アップグレード プロセスの変更を参照してください。

TSM 以前のバージョンの Tableau Server(2018.1 以前) から TSM で実行するバージョンにアップグレードする際は、特殊なアップグレード ステップを行う必要があります。これは TSM 以前から TSM へのアップグレードにのみ必要です。 TSM 以前のバージョンの Tableau Server on Windows は 2018.2 よりも古いバージョンです。TSM 以前のバージョンの例は 9.3、10.5、および 2018.1、です。Tableau Server のバージョンを決定する方法の詳細については、サーバーのバージョン表示を参照してください。

注:TSM では、分散インストールにおける Tableau Server ノードを説明するために使用した言い方を変更しました。TSM のリリース前は、1 番目のノードを [プライマリ]ノード、それ以外のノードを[ワーカー]ノードと呼んでいました。TSM では、ノードは以前のリリースよりもお互いにさらに類似しているので、1 番目のノードを[初期]ノード、それ以外のノードを[追加]のノードと呼びます。

アップグレード前に

サーバーベースの製品のアップグレードには、計画と準備が必要です。Tableau Server のバージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 以降へのアップグレードと変わりありません。製品環境をアップグレードする前に、アップグレードの調査アップグレードの準備アップグレードのテストのセクションをすべて読み、完了するようにしてください。

ベスト プラクティスとして、アップグレードする前に毎回 Tableau Server データのバックアップを作成し、このバックアップを Tableau をインストールしていない安全な場所に保存することをお勧めします。このバックアップは、アップグレード中に予期しない事態が発生した場合や、Tableau Server の以前のバージョンに戻す必要がある場合に Tableau データを保持するものとなります。詳細については、Tableau Server データのバックアップを参照してください。

TSM へのアップグレードの主要な側面を理解する

以下の点は、Tableau Server をバージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 にアップグレードする際に理解しておく必要がある主要な側面です。

すべてのアップグレード:

  • ローカル管理者 - ローカル管理者としてサインインします。Tableau Server コンピューターに「ローカル管理者」としてサインインし、Tableau Server セットアップ プログラム、次にアップグレードに関連するスクリプトを実行する必要があります。「ローカル管理者」とは、Windows の [ローカル ユーザーおよびグループ] 管理コンソールの [管理者] グループのメンバーであるユーザーを指します。

  • ライセンス発行 -

    • 試用版プロダクト キー - 試用版プロダクト キーを実行しているサーバーを、1 つのメジャー バージョンから別のバージョン (バージョン 10.5.x から 2018.x など) に直接アップグレードすることはできません。試用版プロダクト キーを使用して 1 つのメジャー バージョンから別のバージョンへアップグレードするには、Tableau Server の新しいバージョンを別のマシンにインストールし、そこで試用版のキーをライセンス認証してから、既存のバージョンのバックアップを復元します。詳細については、ライセンス発行要件の確認を参照してください。

    • メンテナンス期限切れ - メンテナンス期限がすでに切れているか、アップグレードするバージョンのリリース日より前に期限が切れるプロダクト キーを使用してサーバーをアップグレードすることはできません。この状態でサーバーのアップグレードを試行すると、サーバーがライセンスなしとなり、アップグレードに失敗します。メンテナンス期限が切れているか古すぎる場合は、元のバージョンをアンインストールする前に [プロダクト キーの管理] アプリケーションを使用してプロダクト キーを更新します。キーを更新してもメンテナンス期限が有効な日付に更新されない場合は、Tableau カスタマー ポータルで Tableau Server キーの現在のメンテナンス期間を確認してください。

  • アンインストール - Windows の [コントロール パネル] を使用して、アップグレード前に、既存の TSM 以前のバージョンの Tableau Server をアンインストールします。この特別なケースのアップグレードは、自動的にアンインストールされてきたこれまでのバージョンの Tableau Server のアップグレードとは異なります。バージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 以降にアップグレードする場合は、以前のバージョンをご自身でアンインストールしていただく必要があります。以前のバージョンをまだアンインストールしていない場合、新しいバージョンをインストールしようとすると、アンインストールを実行するようにメッセージが表示されます。これは、2018.1 以前から 2018.2 以降へのアップグレードに限ります。

  • バックアップ - 以前のバージョンのバックアップを別のコンピューターの安全な場所に保存します。以前のバージョンの Tableau Server をアンインストールすると、Tableau データ ディレクトリにバックアップが作成されます (既定: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server)。当社は、アップグレードする前にこのバックアップを、Tableau Server をインストールしないコンピューターにコピーしておくことを強くお勧めします。これにより、以前のバージョンの Tableau Server に戻る必要がある場合に、使用可能なデータの最新のバージョンが得られます。アップグレードの適切な準備についての詳細は、アップグレードの準備を参照してください。

  • ファイアウォール管理 - ファイアウォール管理は手動で実行されます。以前のバージョンの Tableau Server とは異なり、Tableau Server を実行するすべてのコンピューター上でローカル ファイアウォールを管理する必要があります。詳細については、ローカル ファイアウォール構成を参照してください。

  • アップグレード スクリプト - 新しいバージョンをインストールしたら、アップグレードを完了して upgrade-tsm.cmd スクリプトを実行し、新しいバージョンに切り替えます。スクリプトは、インストールしたばかりの新しいバージョンの \scripts.<version_code> フォルダーにインストールされます。

  • ウイルス対策ソフトウェア — Tableau Server が使用するディレクトリをスキャンするウイルス対策ソフトウェアは、Tableau Server のインストールと実行に干渉する可能性があります。場合によっては、インストール エラー、Tableau Server の起動の問題、パフォーマンスへの影響が発生する可能性があります。Tableau Server を実行しているコンピューターでウイルス対策ソフトウェアを稼働させる場合は、ナレッジ ベースの推奨事項に従ってください。

マルチノード アップグレード:

  • アンインストール - Windows の [コントロール パネル] を使用して、アップグレード前に、すべてのノードから既存の TSM 以前のバージョンの Tableau Server をアンインストールします。以前のバージョンをまだアンインストールしていない場合、新しいバージョンをインストールしようとすると、アンインストールを実行するようにメッセージが表示されます。

  • ノードのインストール - クラスタ内のすべてのノードでセットアップ プログラムを実行します。2018.2 以前のバージョンでの分散型のインストール環境アップグレードとは異なり、追加のノードの自動アップグレードはありません。

  • 単一インストーラー - すべてのノードで同じセットアップ プログラムを使用します。2018.2 よりすべてのノードで同じインストーラーを使用し、メッセージが表示される場合には、アップグレードしようとしているのが最初の (プライマリ) ノードか追加の (ワーカー) ノードかを指定します。追加ノードに対する別のインストーラーはありません。

  • アップグレード スクリプト - クラスタ内のすべてのノードに新しいバージョンをインストールしたら、クラスタ内の最初のノードで upgrade-tsm.cmd スクリプトを実行し、アップグレードを完了して新しいバージョンに切り替えます。

実行ユーザー形式にドメインが含まれていることを確認します

Tableau Server のインストールでは、実行ユーザーのローカル ネットワーク サービス アカウント (NT Authority\Network Service) が既定で使用されます。この既定のアカウントを使用している場合は、このセクションをスキップできます。既定のアカウントを変更した場合、またはカスタム実行ユーザーを使用しているかどうかが定かでない場合は、次の手順に従います。

バージョン 2018.2 以降にアップグレードする前に、実行ユーザーが適切な形式になっていることを確認します。この形式には、<domain>\<runasuser> のようなドメインが含まれている必要があります。

  1. Windows の [スタート] メニューで [すべてのプログラム] > [Tableau Server] <バージョン>> [Tableau Server の停止] を選択して、サーバーを停止します。

  2. Windows の [スタート] メニューで [Tableau Server の構成] を選択します。

  3. サーバーの実行ユーザー アカウントに Active Directory アカウントを使用している場合は、[全般] タブにパスワードを入力します。

  4. 実行ユーザー アカウントの形式を確認します。

    • 実行ユーザーが「NT AUTHORITY\NetworkService」の場合、既定を使用しているため変更を加える必要はありません。構成ユーティリティをキャンセルします。

    • ユーザー名にドメインが含まれている場合は、変更を加える必要はありません。構成ユーティリティをキャンセルします。

    • ユーザー名にドメインが含まれていない場合は、ユーザー名の冒頭にドメインを追加し、バックスラッシュ (\) を使用して名前とドメインを区切ります。

      たとえば、サーバーの実行ユーザーが「MYCO」ドメインの「TableauServer」である場合は、[ユーザー] フィールドを MYCO\TableauServer に更新します。

  5. [OK] をクリックします。

  6. サーバーを再起動します。

既存のファイルを収集。

以下のファイルを既存の Tableau Server 展開から収集する必要があります。後ほど、アップグレード プロセスの終了時に、これらのファイルをアップロードしてアップグレードを完了する必要があります。

いくつかのファイルには保護するべき機密が含まれています。これらのファイルをコピー、保管、転送する際は、安全なプロセスを使用します。

  • カスタム ロゴ Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズする場合は、アップグレードにこれらのファイルのコピーが必要です。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「名前またはロゴの変更」 を参照してください。

  • SAML ファイル。SAML 証明書、キー、および IdP メタデータファイルが必要になります。これらのファイルの既定の場所は C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML.

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「SAML の構成」 を参照してください。

  • Kerberos keytab ファイル。Kerberos SSO for Tableau Server を有効にしている場合、その構成の一部として生成されたキータブファイルが必要になります。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「Kerberos 構成スクリプト」 を参照してください。

  • SSL

    • CA 証明書ファイル。既存の Tableau Server が相互 SSL 向けに構成されている場合は、CA 証明書ファイルを再送信する必要があります。これらのファイルの既定の場所は C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SSL..

    • 証明書およびキー ファイル。これらのファイルでは何も実行する必要はありません。これらのファイルは自動的にアップグレードされます。

  • Open ID ファイル。御社が静的検出ファイル (オンライン検出ファイルの代わりに) を使用している場合、アップグレードのそのファイルのコピーが必要になります。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「Open ID Connect 向けの Tableau Server の構成」 を参照してください。

単一ノード Tableau Server のアップグレード
  1. [プロダクト キーの管理] アプリケーションが開いていないことを確認したら、Windows の [コントロール パネル] を使用して Tableau Server をアンインストールします。従来のバージョンのセットアップ プログラムとは異なり、バージョン 2018.2 以降では以前のバージョンがアンインストールされません。

    アンインストールによりデータのバックアップが作成され、Tableau が停止します。データ ディレクトリはそのまま残ります。

    アンインストールにより作成されるバックアップ ファイルは後ほどアップグレードに使用し、規定により「uninstall-<version>.tsbak」として Tableau データディレクトリに保存されます: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server.

    重要: 別のコンピューターにバックアップのコピーを保存します。これにより、Tableau Server コンピューターに問題が何か発生してもバックアップは確保できます。バックアップを作成し、Tableau 以外の場所に保存するのがベスト プラクティスのステップで、常にこれを行う必要があります。

  2. 最初の (古いプライマリ) ノードの TSM を使用し、新しいバージョンの Tableau Server のセットアップ プログラムを実行します。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールします。

  3. インストール先を求めるメッセージが表示されたら、以前のインストールで使用したものと同じ場所を選択します。正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールと捉えられ、お使いのデータが含められません。

    既定以外の場所でインストールをアップグレードする場合は、Tableau Server の既定以外の場所へのアップグレード」を参照してください。

  4. 「インストール タイプ」を求めるメッセージが表示される場合は、「Tableau Server をアップグレードします。マルチノードの場合は、既存クラスタのプライマリ ノードをアップグレードします。」が以下のように選択されていることを確認します (既定)。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  5. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

  6. インストールが完了すると、セットアップ プログラムの最後のページにアップグレードがまだ完了していないと表示されます。アップグレード スクリプトを実行してアップグレードを完了する必要があります。セットアップ プログラムからスクリプトを実行することも、コマンド ラインから自分で実行することもできます。

  7. アップグレード スクリプトは次の 2 つの方法で実行できます。

    • セットアップ プログラムから、

      1. [アップグレード スクリプトを自動的に起動する] を選択し、[OK] をクリックします。

      2. コマンド ペインが開いてスクリプトを実行します。ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行され、プロンプトにより TSM 管理者のパスワードが求められます。Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードも求められます。

        アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。バックアップ ファイルは --backup-path オプションを使用して別の場所に指定することもできますが、まずコマンド ラインからスクリプトを実行する必要があります。

    • コマンド ラインで、

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. 新しいインストール場所のスクリプト フォルダーに移動します。

        既定のディレクトリは次のとおりです。

        C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

      3. アップグレード スクリプトを実行します。

        upgrade-tsm

        スクリプトでは以前のインストール場所からバックアップ ファイルの場所を想定し、パスワードを指定するよう求めるプロンプトが表示されます。

        • 既定により、アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。--backup-path オプションを使用して、別の場所を指定することができます。例:

          upgrade-tsm --backup-path "C:\path\to\backup\file\uninstall-10.5.tsbak"

        • ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行され、プロンプトにより TSM 管理者のパスワードが求められます。--username および --password オプションを使用してスクリプトを実行する場合は、別のユーザーおよびパスワードを指定できます。

        • Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードも求められます。--service-runas-password オプションを使用してスクリプトを実行する場合に、これを指定できます。

        upgrade-tsm スクリプトのすべてのオプションを参照するには、-h オプションを使用します。
        upgrade-tsm -h

  8. アップグレードが完了したら、ブラウザ ペインで TSM サインインページが開きます。TSM にログインします。これらのステップが必要な場合は、Tableau Server をライセンス認証するか登録するように求められます。

    ウィンドウが自動的に開かない場合は、ブラウザ ウィンドウを開いて以下に移動します。

    https://<tsm-computer-name>:8850

  9. Tableau Server を起動します。

    • Web UI で:

      • [Tableau Server は停止しました]、および [Tableau Server の起動] をクリックします。

    • コマンド ラインで、

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. 新しいインストール場所のビン ディレクトリに移動します。既定では、次になります。

        C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\bin.<version_code>

      3. Tableau Server を起動します。

        tsm start

  10. ファイルのアップロード。以下の TSM コマンドを使用してファイルを以前の Tableau Server からアップロードします。ファイルは TSM でアップロードされる必要があります。Tableau Server フォルダ階層にある宛先にコピーしないでください。代わりに、一次ディレクトリ (例えば、C:\temp) にコピーして、TSM コマンドを実行しシステムにコピーします。

    • カスタム ロゴ ファイル。Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズした場合は、以下のコマンドを実行します。

      tsm customize --header-logo <file> --signin-logo <file> --logo <file>

    • SAML ファイル。SAML SSO のコマンドを実行します。

      tsm 認証 saml configure --cert-file <file> --key-file <file> --idp-metadata <file>

      データソース委任に SAML を使用している場合は、次のコマンドを実行します。

      tsm data-access set-saml-delegation --cert-file <file> --key-file <file>

    • Kerberos。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 kerberos configure --keytab-file <file>

      tsm 認証 kerberos enable

    • 相互 SSL ファイル。次の手順に従います。

      相互 SSL 認証の構成

    • Open ID ファイル。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 openid configure --metadata-file <file>

    上記のコマンドのいずれかを実行する場合は、保留中の変更も適用する必要があります。

    tsm pending-changes apply

複数ノード Tableau Server のアップグレード
  1. [プロダクト キーの管理] アプリケーションが開いていないことを確認したら、Windows の [コントロール パネル] を使用して Tableau Server をアンインストールします。従来のバージョンのセットアップ プログラムとは異なり、バージョン 2018.2 以降では以前のバージョンがアンインストールされません。

    アンインストールによりデータのバックアップが作成され、Tableau が停止します。データ ディレクトリはそのまま残ります。

    アンインストールにより作成されるバックアップ ファイルは後ほどアップグレードに使用し、規定により「uninstall-<version>.tsbak」として Tableau データディレクトリに保存されます: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server.

    重要: 別のコンピューターにバックアップのコピーを保存します。これにより、Tableau Server コンピューターに問題が何か発生してもバックアップは確保できます。バックアップを作成し、Tableau 以外の場所に保存するのがベスト プラクティスのステップで、常にこれを行う必要があります。

  2. Tableau Server をプライマリ ノードでアンインストールする場合、コントロール パネルを使用してすべてのワーカー ノードで Tableau をアンインストールしてから続行してください。

  3. 最初の (古いプライマリ) ノードの TSM を使用し、新しいバージョンの Tableau Server のセットアップ プログラムを実行します。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールします。

  4. インストール先を求めるメッセージが表示されたら、以前のインストールで使用したものと同じ場所を選択します。正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールと捉えられ、お使いのデータが含められません。

    既定以外の場所でインストールをアップグレードする場合は、Tableau Server の既定以外の場所へのアップグレード」を参照してください。

  5. 「インストール タイプ」を求めるメッセージが表示される場合は、「Tableau Server をアップグレードします。マルチノードの場合は、既存クラスタのプライマリ ノードをアップグレードします。」が選択されていることを確認します (既定)。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  6. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

    インストールが完了しても、アップグレード スクリプトは実行しないでください。bootstrap ファイルを生成して他のノードをインストールしてからスクリプトを実行する必要があります。

  7. 最初のノード上で bootstrap ファイルを生成します。

    1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

    2. 新しいインストール場所のビン ディレクトリに移動します。既定では、次になります。

      C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\bin.<version_code>

    3. bootstrap ファイルの生成。

      tsm topology nodes get-bootstrap-file -f <path\file>.json

  8. Bootstrap ファイルをそれぞれの追加のノード、またはノードにアクセスできるネットワーク場所にコピーします。

  9. それぞれの追加のノードで、セットアップを実行し新しいバージョンの Tableau Server をインストールします。以前のバージョンの Tableau Server とは異なり、バージョン 2018.2 以降には最初のノードとすべての追加ノードの両方で使用するセットアップ プログラムが 1 つ含まれています。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールします。

  10. インストール先を求めるメッセージが表示されたら、以前のインストールで使用したものと同じ場所を選択します。正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールと捉えられ、お使いのデータが含められません。

    既定以外の場所でインストールをアップグレードする場合は、Tableau Server の既定以外の場所へのアップグレード」を参照してください。

  11. 「インストール タイプ」を求めるメッセージが表示される場合は、「既存の Tableau Server クラスタをアップグレードします (マルチノードのみに該当)」のオプションを以下のように選択します。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  12. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

  13. プロンプトされたら、

    1. コピーした bootstrap ファイルの場所まで進みます。

    2. bootstrap ファイルが作成されたコンピューターの管理権限を持つユーザーのユーザー名およびパスワードを入力します (bootstrap ファイルを作成した TSM 管理者など)。

    3. [次へ] をクリックして続行します。

  14. ノードのインストールが完了すると、ダイアログによりアップグレードが完了していないことが知らされます。

    [OK] をクリックして、ダイアログを閉じます。

  15. すべてのノードで新しいバージョンをインストールし、最初のノードでアップグレード スクリプトを実行します。

    1. 新しいバージョンのスクリプト ディレクトリに移動します。

      既定のディレクトリは次のとおりです。

      C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

    2. アップグレード スクリプトを実行します。

      upgrade-tsm

      ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行され、プロンプトにより TSM 管理者のパスワードが求められます。

      既定により、アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。

      注: Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードを求められます。この場合は、 --service-runas-password オプションを含むことが可能です。upgrade-tsm スクリプトのすべてのオプションを参照するには、-h オプションを使用します。
      upgrade-tsm -h

  16. アップグレードが完了したら、ブラウザ ペインで TSM サインインページが開きます。TSM にログインします。これらのステップが必要な場合は、Tableau Server をライセンス認証するか登録するように求められます。

    注: ペインが自動的に開かない場合は、ブラウザ ペインを開いて以下に進みます。

    https://<tsm-computer-name>:8850

  17. 合計 3 台以上のノードをインストールした場合、調整サービス アンサンブルも展開してください。これを展開しないと、サーバーの構成やトポロジに変更を加えるたびに警告メッセージが表示されるようになります。このメッセージは無視できますが、ベスト プラクティスはマルチノードの調整サービス アンサンブルを展開することです。

    Tableau Server をインストールすると、調整サービスのインスタンスが 1 つ最初のノードにインストールされます。TSM および Tableau Server は調整サービスが正しく機能することに依存しているため、冗長性を提供し、マルチノード インストールでの可用性を確保するため、調整サービス アンサンブルを展開することで調整サービスの追加のインスタンスを構成します。調整サービス アンサンブルは 1、3、または 5 個の調整サービス インスタンスでインストールされます。Tableau Server の 3 ノード インストールでは、推奨される調整サービスの数は 3、つまり各ノードに 1 つです。

    調整サービス アンサンブルを展開する方法についての詳細な指示は、調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

  18. Tableau Server を起動します。

    Web UI で

    • [Tableau Server は停止しました]、および [Tableau Server の起動] をクリックします。

    • コマンド ラインで、

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. Tableau Server を起動します。

        tsm start

        コマンドが認識されないというエラーが発生する場合は、すべてのコマンド ペインを閉じてから管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

  19. ファイルのアップロード。以下の TSM コマンドを使用してファイルを以前の Tableau Server からアップロードします。ファイルは TSM でアップロードされる必要があります。Tableau Server フォルダ階層にある宛先にコピーしないでください。代わりに、一次ディレクトリ (例えば、C:\temp) にコピーして、TSM コマンドを実行しシステムにコピーします。

    ファイルのアップロード後、クライアント ファイル サービス プロセスはファイルをインストールの適切なノードに分配します。

    • カスタム ロゴ ファイル。Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズした場合は、以下のコマンドを実行します。

      tsm customize --header-logo <file> --signin-logo <file> --logo <file>

    • SAML ファイル。SAML SSO のコマンドを実行します。

      tsm 認証 saml configure --cert-file <file> --key-file <file> --idp-metadata <file>

      データソース委任に SAML を使用している場合は、次のコマンドを実行します。

      tsm data-access set-saml-delegation --cert-file <file> --key-file <file>

    • Kerberos。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 kerberos configure --keytab-file <file>

      tsm 認証 kerberos enable

    • 相互 SSL ファイル。次の手順に従います。

      相互 SSL 認証の構成

    • Open ID ファイル。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 openid configure --metadata-file <file>

    上記のコマンドのいずれかを実行する場合は、保留中の変更も適用する必要があります:n

    tsm pending-changes apply

 

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