バージョン間でワークブックの互換性があるようにする

組織内の全員が同じバージョンの Tableau Desktop または Tableau Server を実行できるのが最善ですが、それがいつも可能とは限りません。大きな組織では、異なる個人やグループが異なるバージョンの Tableau 製品する必要がある場合があります。

この記事では、互換性に関する考慮事項と、Tableau Desktop および Tableau Server がどのように一緒に機能するかについて説明しています。

:この記事は、まだ技術サポートの対象となっている Tableau 製品についてのみ説明します。Tableau はリリース後 30 か月の間、製品の各バージョンに関する技術的サポートを提供します。バージョンおよびサポート スケジュールのリストについては、Tableau Web サイトのサポート サービス ページを参照してください。

この互換性が問題となる時期

互換性の問題は、通常は Tableau 製品のリリース バージョン間でのみ発生します。たとえば、自分が Tableau Desktop 2019.1 を使い、他の人が Tableau Desktop 2018.3 を使う場合や、まだバージョン 2018.1 である Tableau Server にパブリッシュする必要がある場合は、互換性の問題が起こる可能性があります。

使用中の製品のバージョンを識別するには、Tableau Desktop を開き、トップ メニューから [ヘルプ] >[Tableau について] を選択します。

[Tableau について] ダイアログが開き、ダイアログの上部にバージョン番号が表示されます。バージョン番号には、リリース番号とメンテナンス リリース バージョン番号 (該当する場合) が含まれます。

この例では、"2018.1" は製品のリリース バージョンを、".4" はメンテナンス リリース バージョンを指しています。

: Tableau Prep Builder のリリース番号はこの命名モデルに従っていません。Tableau Prep Builder のリリース バージョンは、Tableau Desktop のメンテナンス バージョンのように、2019.1.1 などの番号が付いています。ただし、Tableau Prep Builder ではメンテナンス バージョンがリリースされていません。

リリース バージョンには、しばしば、新しい機能と更新が含まれます。更新されたワークブックを、それらの機能が利用できない前のバージョンの Tableau Server で試してパブリッシュする場合、ワークブックは互換性がありません。

メンテナンス (またはドット) リリース バージョンが違う場合—たとえば、Tableau Desktop バージョン 2018.3.1 と Tableau Desktop 2018.3.3 の間、または Tableau Desktop 2018.1.3 と Tableau Server バージョン 2018.1.4 の間では、互換性の問題はありません。

これには例外が 1 つあります。Tableau では、メンテナンス リリースで新しいコネクタのサポートを導入することがあります。これにより、Tableau Desktop がアップグレードされ、Tableau Server がアップグレードされていない場合に、Tableau Desktop と Tableau Server の間に互換性の問題が生じる可能性があります。

リリースによるデータ ソースのサポートの詳細については、リリース ノート ページを参照してください。

Tableau Desktop のバージョン間の互換性

Tableau Desktop ユーザーはメールで送信したり、会社ネットワーク上の場所にコピーすることでワークブックを共有できます。2 人のユーザーが異なるバージョンの Tableau Desktop を使用している場合、共有が常に可能とは限りません。ルールはシンプルです。

  • 新しいバージョンの Tableau Desktop は、それ以前のバージョンで作成されたワークブックを開くことができます。

  • 新しいバージョンで作成されたワークブックを古いバージョンの Tableau Desktop で開くことはできません。

たとえば、Amanda がバージョン 2018.3 の Tableau Desktop を使用して Tableau ワークブックを作成し、バージョン 2019.1 の Tableau Desktop を持っている Zachary に送信するとします。Zachary はそのワークブックを開くことができますが、次の警告メッセージが表示されます。

The workbook will be upgraded when it is saved. The upgraded file can't be read by earlier versions of the application.

Zachary がワークブックを編集して Amanda に返送する場合は、開けるように、ワークブックをダウングレードしておく必要があります。そうしないと、Amanda がそのワークブックを Tableau Desktop バージョン 2018.3 で開こうとすると、ワークブックは 2019.1 ワークブックとなっているため、読み込みは失敗します。

Tableau Desktop バージョン間のワークブックのダウングレードの詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

Tableau 抽出での作業

同じ論理が Tableau 抽出にもあてはまります。より新しいバージョンの Tableau Desktop では古いバージョンで作成された抽出を開くことができますが、古いバージョンの Tableau Desktop は新しいバージョンで作成されたワークブックを開くことはできません。

古いバージョンで .tde 抽出を作成しワークブックを Tableau Desktop 10.5 以降のバージョンで開き、のちに抽出 (完全または増分) を更新または抽出に追加した場合、.hyper 形式に変換され、ワークブックは古いバージョンの Tableau とは互換性がなくなります。

ワークブックを Tableau Desktop version 10.5 以降のユーザーと共有することが分かっている場合は、共有するためにまずワークブックのコピーを保存してください。ワークブックが既にバージョン 10.5 以降で開かれていた場合は、抽出が更新または追加されていなければ、ワークブックを古いバージョンにダウングレードすることができます。

.hyper 抽出形式の詳細は、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。ワークブックを以前のバージョンにダウングレードする方法の詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

Tableau Desktop と Tableau Server の互換性

任意のバージョンの Tableau Desktop で作成されたワークブックは、サポートされている任意のバージョンの Tableau Server に接続できます。ただし、接続すると、実行するアクションによっては、使用しているバージョンによって互換性が問題となる場合があります。

Tableau Desktop から Tableau Server へのパブリッシュ

Tableau Server のバージョンが Tableau Desktop のバージョンと同じかそれより新しい場合、ワークブックおよびデータ ソースを Tableau Server にパブリッシュできます。たとえば、Tableau Desktop 2018.1 から Tableau Server 2018.1 や、Tableau Server 2018.2、Tableau Server 2018.3 にワークブックやデータ ソースをパブリッシュすることはできます。

しかし、Tableau Server が Tableau Desktop よりも古いバージョンの場合は、Tableau Server にパブリッシュする前にワークブックをダウングレードするように求めるプロンプトが表示されます。たとえば、Tableau Desktop バージョン 2018.2 で作成したワークブックをダウングレードして、Tableau Server バージョン 10.5 にパブリッシュすることができます。ワークブックのダウングレード方法の詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

重要: ワークブックに .hyper 形式の抽出が含まれる場合、あるいは Tableau Server バージョン 10.1 以前を使用している場合は、ワークブックのダウングレード機能は利用できません。

Tableau Server からのワークブックのダウンロード

Tableau Server からダウンロードしたワークブックは、最後に編集を行った Tableau のバージョンと同じバージョンになります。たとえば、Amanda が Tableau Desktop 2018.2 を実行しており、ワークブックを Tableau Server 2018.3 にパブリッシュするとします。Zachary も Tableau Desktop 2018.2 を実行している場合、Tableau Server に接続し、ワークブックをダウンロードして開くことができます。

ただし、一部のシナリオでは互換性問題が発生する可能性があります。

  • 別の人物がサーバー上でワークブックを編集し保存た場合、そのワークブックはそのバージョンの Tableau Server に更新されます。

  • 誰かが Tableau Server から新しいバージョンの Tableau Desktop にワークブックをダウンロードして編集、保存、パブリッシュした場合、そのワークブックは新しいバージョンの Tableau Desktop に更新されます。

たとえば、Elizabeth が Tableau Desktop 2018.2 から Tableau Server 2018.3 にワークブックをパブリッシュするとします。Ted は Tableau Server から Tableau Desktop 2018.3 にワークブックをダウンロードします。彼はワークブックを編集し、サーバーにワークブックを再パブリッシュして戻します。これで、ワークブックは新しいバージョンにアップデートされました。Zachary と Elizabeth は二人とも Tableau Desktop 2018.2 を使用しており、Tableau バージョン 2018.3 に更新されたワークブックをダウンロードできますが開くことはできません。

パブリッシュされた抽出への接続

Tableau Server バージョン 10.5 以降を使用している場合、パブリッシュされた Tableau Desktop 10.4 以前のバージョンを使って作成された抽出 (つまり抽出は .tde ファイル形式) は、更新 (完全または増分) または追加されたときに自動的に .hyper 形式に更新されます。そのとき、ワークブックは Tableau Desktop の以前のバージョンでは開けなくなります。.hyper 抽出形式の詳細は、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。

以前のバージョンの Tableau Server では、Tableau Desktop で作成した抽出が含まれる、パブリッシュ済みのワークブックまたはデータ ソースは、Tableau Server に更新または追加されても元のバージョンを保持します。

Tableau Server ベースのデータ ソースへの接続

Tableau Desktop 内のワークブックは、より新しいバージョンの Tableau Server にパブリッシュされたデータ ソースを使用できます。ただし、以前のバージョンの Tableau Desktop で使用できない機能を使用するデータ ソースに接続する場合は、そのフィールドは使用できません。

たとえば、バージョン 8.3 の Tableau Desktop でワークブックを作成してから、詳細レベル表現が入ったフィールドが含まれる Tableau Server バージョン 9.0 のデータ ソースに接続するとします。その場合、詳細レベル表現は Tableau 9.0 まで利用できなかったため、これらのデータ フィールドは Tableau Desktop 8.3 ワークブックでは使用できません。

Tableau Desktop で作成されたワークブックは常に、以前のバージョンの Tableau Server からのデータ ソースを使用できます。たとえば、Tableau Desktop 2018.3 ワークブックは Tableau Server 10.5 からのデータ ソースを使用できます。

ワークブックのダウングレード

ワークブックを以前のバージョンの Tableau Server にパブリッシュする必要がある場合や、以前のバージョンの Tableau Desktop を使用して誰かにワークブックを共有する必要がある場合には、ワークブックを以前のバージョンにダウングレードすることができます。ダウングレードしたワークブックは、選択したバージョン以降のバージョンで開くことができます。

前のバージョンで利用できない機能は、ワークブックがダウンロードされたときに削除されます。ダウングレードできる最も古いバージョンは、Tableau Desktop 10.2 です。

: これらの機能は、バージョン 10.5 で更新 (完全または増分) または追加された .tde 抽出を含むワークブックには使用できません。抽出が新しい .hyper 形式に変換され、その形式が .tde 形式にダウングレードすることができないためです。.hyper 抽出形式の詳細は、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。

ワークブックの以前のバージョンへのエクスポート

ワークブックを別のバージョンの Tableau にエクスポートするには、Tableau Desktop で [ファイル] > [バージョン名を付けてエクスポート] を選択するか、Tableau Online または Tableau Server でワークブックのツールバーで [ダウンロード] > [Tableau ワークブック] を選択します。詳細については、「ビューとワークブックのエクスポート」を参照してください。

Tableau Server のワークブックのダウングレード

新しいバージョンの Tableau Desktop と古いバージョンの Tableau Server を使用している場合、パブリッシュする時にワークブックを古い Tableau Server のバージョンにダウングレードすることができます。

ワークブックをパブリッシュするとき、ワークブックがダウングレードされるという警告メッセージが表示されます。

ワークブックのパブリッシュを続行する場合、旧バージョンで利用できなかった特徴や機能性は互換性のために削除されます。

Tableau Desktop のより新しいバージョンでダウングレードされたワークブックを開くと、下記に示すメッセージが表示されます。

ワークブックがダウングレードされたときは、削除された特徴を再度追加する必要がある可能性があります。

注: このオプションはデータ ソースには適用されません。

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